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教育学部 第3類(言語文化教育系)
英語文化系コース
Program in English Language and Culture Education, School of Education

中・高等学校の英語教師に必要な基礎力・実践力を身につけます。授業方法や教材、評価方法、カリキュラム、異文化理解、学習者特性などについて学習することはもちろんのこと、英語学や英語文学、さらにこれらの知見をどのように英語教育に活用するかといったことも学びます。在学中に英語コミュニケーション能力を大きく向上させ、TOEICで900点台に到達する学生も増えています。学生の多くは難関の教員採用試験に初回受験で合格しています。

1st1年次

1年生のうちは、専門科目を学んでいく上で必要な基礎知識を幅広く身につけます。講義のほとんどが教養科目として、総合科学部で行われます。語学や日本国憲法、情報活用基礎、スポーツ実習など、多様な科目が開講されています。専門科目では英語教育学の基礎として、英語コミュニケーション能力の向上を目標に、講義や演習が組み込まれています。

2nd2年次

2年生では、言語学や文学などの概要を扱った講義が多く、理論的・実証的に学修します。また、英語教育学の概論をはじめ、教材構成論などで英語教育におけるさまざまな領域を個々に学修し、教職に関する科目も履修します。また、介護等体験(中学校の教員免許状取得で必須となります)も行います。

3rd3年次

3年生では、英語教育学の概論に加えて、方法論、評価論などの個々の領域を、さらに深く学修し、様々な観点からアプローチすることにより、英語教育の原理・原論を本質的に探求していきます。また、9月に各附属中・高等学校において教育実習を行い、指導教官の下で実際に授業を行います。後期からは卒業論文ゼミも始まります。

4th4年次

4年生になると、これまで学修した基礎・専門知識を総動員して研究を行い、ゼミ単位で卒業論文の作成にあたります。英語圏の文化と社会、といった発展的な内容を扱った講義も開講されます。

卒業論文題目のご紹介

教英では、卒業論文は全員が英語で執筆します。ユニークなものも含めて多様なテーマの研究が行われています。
以下は原題を日本語に訳したものです。

● 多聴活動が学習者のリスニング不安に与える影響の研究
● シャドウイングのための教材選択に関する研究
● ロール・プレイ活動中に日本人英語学習者が産出する語彙についての研究
● 高校生に意見文を書かせるための指導法:プロセス・アプローチを用いて
● 低頻度語の習得方法に関する研究
● 語彙学習方略とライティングにおける誤りの関係についての研究
● 中学校英語教科書の語彙と高等学校入学試験の出題語彙の比較研究
● ストーリー・テリングにおける日本人英語学習者の発話の分析:言語使用場面に焦点を当てて
● 中学校英語教育における音声指導の現状:教科書と生徒の振り返りをもとに
● 英語教育におけるアクティブ・ラーニングの研究
● 和訳先渡し法を使った高等学校英語授業の研究
● 高校生へのパラフレーズの指導方法に関する一提案
● 高等学校の英語科授業におけるゲーミフィケーションの活用:外発的動機づけから内発的動機づけへ
● 大学生の英語学習方略についての研究
● ICTを使用した中等英語教育の実践と成果の分析
● 日本人英語学習者による “please” の使用の適切性判断に関する研究
● ポライトネスの観点からみた高等学校英語教科書の分析
● 日本人英語学習者による感謝の表し方の研究
● 高等学校英語教科書における文化題材の分析
● 高等学校英語教科書に隠れた文化的ステレオタイプの研究
● 留学経験と英語学習不安の関係に関する研究
● 音読方法の選択における教師の信念に関する研究
● ベテラン英語教師によるオーラル・フィードバックの特徴の研究
● 学習者の自律性の育成方法に関する高校英語教師の信念についての研究
● Sister Actに見られるレトリックの英語教育への活用
● ジブリ映画作品を利用した英語教育に関する研究
● 英語広告のキャッチフレーズ作成の指導手順に関する研究
● 英語版『のだめカンタービレ』の比較から考えるマンガを用いた英語教育への示唆
● シェイクスピア劇Macbethに見られるジェンダーの問題と英語教育への示唆
● 学習者の解釈を促す教師の発問についての研究:高等学校の物語教材を例に
● 夏目漱石『坊ちゃん』の原作と英訳の比較を利用した英語教育活動の研究
● イメージスキーマを利用した前置詞の指導研究
● 日本人英語学習者による冠詞の使用についての研究:スピーキング時とライティング時の違いに焦点を当てて
● A. ChristieのThe Murder of Roger Ackroydにおけるモダリティ表現の分析とその指導:法助動詞に着目して

主な資格取得

中学校教諭一種免許状(英語) / 高等学校教諭一種免許状(英語) / 小学校教諭一種免許状(※1) / 司書 / 司書教諭 他

※1: 所定単位を取得すれば、他のコース(特別支援教員養成コースは除く)で取得できる免許状を取得することができます。
なお、小学校教諭一種免許状を取得するための初等教育教員養成コースの授業受講には人数制限があり、他のコースにも一定の制限がある場合があります。

将来の進路と職業

多くの卒業生が中学校・高等学校の英語教員として教育現場で活躍しています。教職への就職率は、全国の教員養成大学(学部)の中でも高い割合になっています。また、教職以外の道も開かれており、公務員や一般企業に進む人もいます。大学院に進み、英語教育の研究を深める人、海外の大学・大学院に留学する人など、卒業後の進路は多岐にわたっています。

中学校・高等学校の英語教員 / 大学院進学 / 海外の大学・大学院へ留学 / 公務員 / 一般企業(事務職、金融・保険業、観光業、卸売業、情報通信業、報道関係、出版業、塾・英会話学校)他

就職実績→

卒業生へのインタビュー→

入試情報

英語文化系コースの募集はAO入試と前期日程があります。詳しくは募集要項をご参照ください。

募集要項→

求める人材

本コースは、以下のような学生を求めています。

■主体的な学習を遂行することによって、高等学校段階までの基礎的・基本的な知識・技能を身に付けた人
■自己の考えを論理的かつ即興的に表現するなどの活動・体験を通じて、英語を的確に理解・運用できる一定程度の英語コミュニケーション能力を身に付けた人
■自らの問題意識に基づいて主体的に学習や研究を遂行できる人
■学んだことを活用し、さらに協働的に問題解決を行う活動・体験を通じて、物事に多面的・創造的にアプローチする力を身につけた人

また、主体的で協働的な学修や、教育課程外での自律的な学修によって、入学後に以下のような能力を身につけることのできる学生を求めています。

■グローバル社会にふさわしい英語教育を普及できるような高度な英語コミュニケーション能力
■教育内容や教材を開発し英語授業を立案・遂行する力
■英語教育研究を遂行する力

学部入試に関するお問い合わせ

CONTACT

広島大学大学院人間社会科学研究科設立準備室(教育学研究科支援室(学士課程担当))
〒739-8524 広島県東広島市鏡山1丁目1番1号
Tel:082-424-6725
e-mail:kyoiku-gaku-sien@office.hiroshima-u.ac.jp

授業の紹介

教英では様々な授業が開講されています。ピックアップしていくつかの授業を紹介します。

教育実習入門

授業を受ける生徒の側から指導する教師の側へと、視点を転換するための科目です。教える立場で教材を分析してみたり、附属の中学校・高等学校での授業を実際に参観して先生方と協議したりすることを通じて、生徒の立場では気づかなかった授業の目的、指導者の意図や準備についての理解を深めます。中・高校生の時は何気なく受けてきた英語の授業が、多くの専門的知識や入念な計画を要するものであったことに驚くと同時に、早く附属の先生方のような授業ができるようになりたいと教職への夢を膨らませることのできる授業内容となっています。

学生のコメント Student’s Voice

入学してすぐにこの授業を受けることで、漠然としていた教師像が明確になり、教師からの目線で、生徒に何ができるか、何をすべきかを学びました。同時に、教師を目指す者としての自覚や責任を感じるきっかけにもなりました。

私がこの授業を担当しています!

准教授
樫葉 みつ子 Mitsuko KASHIBA

研究テーマ:「英語科授業研究、4技能の指導法と評価方法、英語科指導技術、英語科教員養成・教師教育」
英語授業を中心として,それに関わる様々なことに興味があります。担当する科目や役割分担の影響から,最近は英語教師の成長や自律について考えることも増えました。

教職実践演習

教員免許状の取得を目指す人が最後に履修するのがこの科目です。目的は教員として必要な知識・技能などが習得できていることを確認することであり、まず、広島大学が設けた「広大教員養成スタンダード」を基に個々人で振り返りを実施します。次に、振り返りの結果、必要だと思われる事項の補充学修を行います。ここ数年は、思考力・判断力・表現力の育成と評価とが現場での課題であるため、ペーパーテスト以外の評価のしかた等について学び直して、英語教員としての準備を完成させています。

学生のコメント Student’s Voice

4年間の学習の振り返りを通して、教壇に立つことを見据えて自身の長所や短所、今後取り組むべきことを再考することができました。また先生方や、教員を目指す者同士のディスカッションでは、自分になかった視点を得ることができ、大変有意義でした。

私がこの授業を担当しています!

准教授
樫葉 みつ子 Mitsuko KASHIBA

研究テーマ:「英語科授業研究、4技能の指導法と評価方法、英語科指導技術、英語科教員養成・教師教育」
英語授業を中心として,それに関わる様々なことに興味があります。担当する科目や役割分担の影響から,最近は英語教師の成長や自律について考えることも増えました。

英語文学概説

大学1年生の6月に開講されるため、入学後もっとも早い段階で受ける専門科目となります。授業科目が示す通り、授業内容は英語で書かれた文学(詩・劇・小説等)を概説するものではありますが、中には比較的詳しく扱う作品もあります。その作品が何になるかは授業者・小野章の気まぐれで毎年異なりますが、ディケンズ作の『クリスマス・キャロル』を扱った時は次のような英文に原文で触れました。
Old Marley was as dead as a door-nail.
“as dead as a door-nail” とは高校ではまず習わないであろうイディオムで、「完全に死んでいる」という意味です。それにしても、「ドア釘と同じくらい死んでいる」という表現がそのような意味を持つのにはいささか合点がいきません。「完全に死んでいる状態」を表すなら、“door-nail” よりももっと良い表現があるとは思いませんか。続きは授業で!

学生のコメント Student’s Voice

小野先生の発問が鋭く、一人で読んでいたら何気なく読み飛ばしてしまうところを深く考えさせられました。文学作品ならではの英語表現の面白さに触れ、文学作品そのものを楽しむことができ、もっと多くの文学作品を読んでみたいと思わされました。

私がこの授業を担当しています!

教授
小野 章 Akira ONO

研究テーマ:「英語教育内容学(英語文学領域)」
英語文学を英語教育に活かせないものかと思案しております。具体的には,“Fair is foul, and foul is fair”のように,「ん?何それ??」と考えさせられるような英語を研究対象にしているつもりです。

英語テクスト分析

高校までの英文読解の発展版だと考えてください。なぜ発展版かというと、高校までの英文読解にはなかったであろう「解釈」を加えて英語テクストを分析するからです。年によって扱う作品は異なりますが、例えばE・ブロンテ作の『嵐が丘』を扱った際には「内と外」という観点から解釈を施しました。この解釈とは直接には関係ないのですが、同作品のヒロイン・キャサリンは,最愛の人ヒースクリフへの気持ちを「岩」にたとえます。
My love for Heathcliff resembles the eternal rocks ….
「永遠の岩」によって「変わらない愛」を表しているものと思われます。皆さまならば、大切な人への気持ちを何にたとえますか。参考までに、ある学生は次のようにたとえました。
My love for 〇〇 resembles an umbrella.
「雨が降っている時は私を守ってくれるけれど、雨が止んでしまうとついつい置き忘れてしまうし、持っていることが邪魔になるから」というのが理由だそうです。

学生のコメント Student’s Voice

受講者の数だけある解釈の違いに面白さを感じました。この授業を受けて、文学作品を授業に取り入れることで、英文を「正しく読む」力に加え「楽しんで読む」「考えて読む」力がつくのではないかと感じました。将来教員になったら、この授業で体験したように、答えが無限にあるような発問を生徒に与えて考えさせ、英語の面白さを伝えたいと思いました。

私がこの授業を担当しています!

教授
小野 章 Akira ONO

研究テーマ:「英語教育内容学(英語文学領域)」
英語文学を英語教育に活かせないものかと思案しております。具体的には,“Fair is foul, and foul is fair”のように,「ん?何それ??」と考えさせられるような英語を研究対象にしているつもりです。

英語教育学概論

英語教育学の入門科目として、関連する内容を幅広く学びます。教員免許状を主とする人はもちろん、本コースに入学した人は必ず学ばなければならないとても重要な授業です。英語教育の目的、授業の組み立て方、具体的な教え方、授業で使う使う教材、評価の方法など、英語教師や英語教育の研究者を目指す人に必要な基礎的知識をすべて扱います。中学校・高等学校での英語の指導が中心ですが、小学校との連携の仕方なども検討します。

学生のコメント Student’s Voice

英語教育に関する最初の授業なので、授業を受けるにつれて英語の先生になるのだという気持ちが高まりました。生徒の立場で受けてきた英語の授業でしたが、そのためにはたくさんのことを知らなければならないと思い、気持ちが引き締まりました。

私がこの授業を担当しています!

教授
松浦 伸和 Nobukazu MATSUURA

研究テーマ:「中高等学校における学力と評価のあり方、英語入門期の指導法とカリキュラム」
中高等学校に、「絶対評価」が導入された。それは目標に準拠した評価である。その評価を如何に行うべきか、また、諸外国と比較し、わが国で求められる学力を検討する。 入門期の英語指導はきわめて重要である。小学校への導入も含め、効果的なカリキュラムや指導方法を研究している。

英語教育方法論

英語授業の組み立て方、実際の指導の方法を深く学び、実際にできるようになることを目指す授業です。授業は、その時々の状況によって学校でつける力が変わるため、組み立て方が変わってきます。研究成果も踏まえて、今求められている最先端の英語授業の組み立て方を考察します。その後で実際に中学校・高等学校の教科書を用いて授業を組み立てて実践します。その授業を批判的に検討してさらに着実な定着を図ります。

学生のコメント Student’s Voice

英語授業について一番新しい考え方を知ることができて、とても有意義な授業でした。この授業を受けなかったら、私が受けてきた授業を繰り返していたかもしれません。実際にやってみるとまだうまくいきませんが、考え方を知ることができて本当によかったです。大学でなければ学べないようなことを学ぶことができたと思います。

私がこの授業を担当しています!

教授
松浦 伸和 Nobukazu MATSUURA

研究テーマ:「中高等学校における学力と評価のあり方、英語入門期の指導法とカリキュラム」
中高等学校に、「絶対評価」が導入された。それは目標に準拠した評価である。その評価を如何に行うべきか、また、諸外国と比較し、わが国で求められる学力を検討する。 入門期の英語指導はきわめて重要である。小学校への導入も含め、効果的なカリキュラムや指導方法を研究している。

Communication Practice II

This course offers opportunities for intensive speaking practice with a native speaker of English. Being able to interact smoothly with ALTs from different societies and cultures is part of the skill set of professional Japanese teachers of English, and this course will help develop that skill set. In addition, students will interact with each other in pairs and get to know each other better as individuals, experiencing the pleasure of speaking in a foreign language. The course will also illustrate basic teaching techniques for oral communication activities, some of which students will be able to use if they become teachers.

学生のコメント Student’s Voice

ネイティブスピーカーや異なる文化を持つ人々と英語でコミュニケーションを行う機会が豊富で、スピーキング能力の向上はもちろん、異文化理解にもつながる学習ができました。また、個人間だけでなく全体に向けて英語を話す際のコツも教わるため、将来英語で授業をする際に役立つスキルを獲得することができます。

私がこの授業を担当しています!

准教授
ハウウェル ピーター Peter HOWELL

研究テーマ:「Popular Culture and Foreign Language Learning」

Communicative Writing I

This course offers opportunities to develop two aspects of written skills. The first aspect is ‘practical’ skills to enable students to carry out certain functions in English: inquiring, requesting, inviting, complaining, apologizing etc.. The teacher will highlight how culture affects the linguistic performance of such functions, and explain the risks of intercultural miscommunication, which are greater in writing than in speaking. The second aspect is creative writing aiming to increase students’ overall command of English. This part of the course is taught bottom-up, using pair- and group-work, together with some commentary from the teacher using native-speaker knowledge and intuitions. Class-size is restricted, offering the chance to interact with a native-speaker teacher.

学生のコメント Student’s Voice

幅広いテーマについて、ライティングの練習をしました。個別に先生から詳しいフィードバックを頂くことができるため、改善点や、有用表現、日本人にありがちな間違い等、ライティングに関する新たな知識を、実践を通して得ることができました。

私がこの授業を担当しています!

准教授
ハウウェル ピーター Peter HOWELL

研究テーマ:「Popular Culture and Foreign Language Learning」

English Usage Practice

This course has a content focus on the social aspects of English. It highlights the non-compositional aspects of the language, that is to say aspects of English that go beyond sounds, grammatical rules, and dictionaries of single words. These aspects include style, multi-word expressions, collocations, vague language, idioms, and metaphors. However, this is not a lecture course, and students will communicate with each other in pairs, actually using English in class.

学生のコメント Student’s Voice

今まで学習してきた文法や形式に当てはまらない、英語のネイティブスピーカーが日常で実際に使用する表現を学習する機会は滅多にないため、非常に貴重な時間でした。これから英語話者との関わりを積極的に持つ立場として役に立つ知識が多く得られました。

私がこの授業を担当しています!

准教授
ハウウェル ピーター Peter HOWELL

研究テーマ:「Popular Culture and Foreign Language Learning」

英語教師のための音声学

この授業では、個々の音の発音の仕方、アクセント、イントネーションなどを1つずつ丁寧に見ていくのはもちろんのこと、それらを日本人英語学習者に指導する際にどのようなことに気をつける必要があるのか、ということを考えていきます。さらに、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違い、オーストラリア英語やインド英語などその他様々な英語での発音、現在英語圏で生じている発音変化、英語で発音と綴りがこれほどまでにずれている理由など、英語の音声面に関する様々なトピックを広く学びます。加えて、英語詩の韻律や言葉遊び(洒落や早口言葉など英語の音を利用したものを特に中心として)など、創造的な側面についても迫っていきます。英語の音声及びその指導について正確な知識を持ち、さらに英語の音声で遊べる(そして発音の正確な知識と遊びを生徒にも伝えることができる)、そんな英語教師になれるように授業を行っています。

学生のコメント Student’s Voice

英語の音声や指導について非常に詳しく学ぶことができたため、教師になってから自信を持って音声指導に臨めると思います。特に、オールイングリッシュで授業を行うことが求められる環境では、教師が正しい音声知識を身に着けておくことは必須だと感じます。

私がこの授業を担当しています!

准教授
西原 貴之 Takayuki Nishihara

研究テーマ:「(1) 日本人英語学習者による英語文学作品読解処理様式の研究、(2) 英語文学作品読解処理が英語習得へ与える効果の研究、(3) 英語文学作品の言語的特徴を組み込んだ文学教材開発の研究、(4) 英語文学教材の指導法の研究、(5) 英語文学教材を授業で使用した際のテスト法の研究、(6) 英語文学教材を活用した英文法指導法の研究」
主に英語学(特に教育学的文体論)と文学理論(特に文学の経験的研究)の理論を英語教育学(応用言語学や第2言語習得論など)の知見とすり合せて、文学教材を用いた英語教育について研究をしています。

英語教育文法

「“If it rains, I will stay home.”といった文でif節にwillが入らないのはなぜだろう?」、「”The earth goes around the sun.”といった文で現在進行形が使えないのはなぜだろう?」。高校まででは、これらの疑問に関して、「条件節だから」、「普遍的真理だから」といった回答で、少し腑に落ちないところもありつつも一応文法を理解してきたという人が多いのではないでしょうか。この授業では、英語の歴史的側面や社会的側面など、多様な観点から英文法の様々な規則を眺め、なぜ英文法がこのような形を取っているのかという理解を徹底的に深めていきます。また、TVゲーム、漫画、広告、レシピ、恋愛ドラマ、映画など様々なジャンルの英語を取り上げ、古風な英語からくだけた英語まで様々なタイプの英語の文法的特徴を見ていきます。学校では、生徒にプレゼンテーション、自由英作文をさせる機会が増えています。英語教師はこれまで以上に英文法知識が求められるようになってきています。この授業を通して、英文法に関する幅広い知識を身につけます。

学生のコメント Student’s Voice

英文法のさらに詳しい内容を歴史や社会的な観点等から学習することで、今までなんとなく流していた文法に関する疑問を解消することができました。今まで見えていなかった文法の本質的な部分まで知ることで、文法学習がより楽しくなりました。

私がこの授業を担当しています!

准教授
西原 貴之 Takayuki Nishihara

研究テーマ:「(1) 日本人英語学習者による英語文学作品読解処理様式の研究、(2) 英語文学作品読解処理が英語習得へ与える効果の研究、(3) 英語文学作品の言語的特徴を組み込んだ文学教材開発の研究、(4) 英語文学教材の指導法の研究、(5) 英語文学教材を授業で使用した際のテスト法の研究、(6) 英語文学教材を活用した英文法指導法の研究」
主に英語学(特に教育学的文体論)と文学理論(特に文学の経験的研究)の理論を英語教育学(応用言語学や第2言語習得論など)の知見とすり合せて、文学教材を用いた英語教育について研究をしています。