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先輩たちの声
教英での後悔

小濱 史耶【令和2年度入学】

令和2年度入学

初めまして。令和2年度入学の小濱史耶です。4年生の3月に寄稿依頼を頂き、拙い文章ですが教英について綴らせて頂きます。

「先輩の声」には、これまでにご卒業された多くの先輩方の、素晴らしいメッセージが書かれています。そのほとんどが、教英の行事や生活など、教英での成功体験について書かれています。私は今回、これまでの先輩方とは少し毛色の異なる、教英での後悔をテーマに据えたいと思います。そのため、まずはこれまでの諸先輩方のメッセージを先に読んでから、こちらを読んで頂けると幸いです。

1つ目は、「もっと教英を貪り尽くせばよかった」ことです。これまでの先生方のメッセージにもある通り、教英には成長するチャンスがゴロゴロ転がっています。英語や教育に関するイベント、先生方や先輩、後輩との関わり、教英行事、ディスカッションなど。数え出したらキリがないほど、英語教師として、人間として、成長できるチャンスはいくらでもあります。教英でしか得られない学びや経験を、もっと貪欲に、隅から隅まで貪り尽くせばよかったと後悔しています。

2つ目は、「もっと早く教英外にも手を伸ばせばよかった」ことです。先輩方のメッセージにもある通り、教英のタテとヨコの深い繋がりは居心地がよく、私は安心して大学生活を送ることができました。一方で、それに甘えていた自分が少しいて、自分の価値観や考えを更に広げようとすることが遅れ、実際に進路選択の場面ではそれが原因で大きく迷いが生じてしまいました。大学生活は、中学校や高校の生活とは異なり、さらに多くと人と交流を持つことができます。教英の仲間はもちろん、広島大学の人やそれ以外の人とも交流する機会があり、もっと早くから交流することができれば、人間的に成長するチャンスが多くなるだけでなく、自分が学んでいることの価値や希少性を早い段階で自覚することができたと考えます。他を知ることが、自分を知ることに繋がると気づくのが遅すぎた、と後悔しています。

教英という環境は、なりたい姿になるために最適な場所だと、4年間を過ごしてきて感じました。その中で、いかに成長できるかは、最終的に皆さんに委ねられています。英語や教育に関心のある皆さんが、大きく成長できるするためのサポートは、教英には既に整っています。(2024年3月執筆)