沖原 弘明【平成24年度入学】
みなさんこんにちは。現在私は学部二年生で、スコットランドにあるエディンバラ大学にて、約四か月間にわたる留学を無事に終えることができました。今回は、教英の大きな特徴であるこの英国留学制度を自身の体験を交えて紹介するとともに、教英で毎年行われている伝統行事も紹介させていただきたいと思います。
まず、教英の看板といっても過言ではない留学についてです。前述したように、私はエディンバラ大学へ留学し、現地で英文学をはじめ、言語学や実践的な教職教養を学び、また実際に教壇に立って英語の授業をする機会もありました。このように充実した授業が満載の毎日でしたが、日々現地で生活しているうちに、それらだけでは勿体ないと考えるようになり、イギリスにいる自分というものを意識するようになりました。具体的には、英語が話せる、また異文化に触れるという、恵まれた環境を最大限に活かしたいということです。そのように視点を変えてみると、これまで予期しなかった驚き、喜び、時には戸惑いもあり、自分の感性をもってあらゆることを体験することができました。そして、私たちは留学というと、自分の英語力を伸ばすことだけに目を向けがちですが、実はそれだけではなく意識の持ち方によっては、自分を成長させる絶好の機会にもなり得るということを、知っていただきたいと思います。
次に、教英行事についてです。行事は色々とありますが、とりわけ紹介したいのが、ITCという二泊三日で、英語だけを用いて行われる合宿です。これは企画から運営までがすべて学部生によって行われ、みんなが楽しめるレクリエーションから、真剣に現代社会や学校教育の諸問題について意見を戦わせるディベートまで様々な活動があります。もちろんこれらの活動に積極的に参加することも大切ですが、私が強調したいのは、上級生になり活動を創作することにさらなる意義があると思います。何をするか考え、決まればどのような段取りで運営していくかなど、準備段階のこの過程で養った知識及び技能は、将来教職に就くにあたり役立つこと間違いありません。
このように、学部生のうちに教師になるにあたり不可欠な資質を養うとともに、あらゆる機会で自分を伸ばすチャンスが目白押しの教英に是非ともお越しください。 (執筆は2013年8月)