国分 裕昭【平成23年度入学】
皆さんこんにちは。この文章を執筆している現在、私はイギリスのウォリック大学に留学しています。
今回はそのことを交えながら、教英の特徴をお話しします。
まずは教英の大きな特徴である、留学制度についてです。現在私が通っているウォリック大学では、教育の観点からみた英語を学びます。具体的には、クラスで英文学を使うことを想定して必要な知識を学んだり、どのように英語の授業を組み立てるかなどを体験しながら学んだりします。また週に1回は現地の公立学校に行き、授業を見学する機会があり、時には実際に授業を行うこともあります。週末にはイギリス各地に観光に行き、すべての授業が終わる8月には、ヨーロッパの各地を旅行する予定です。現地にいる間はALL in Englishで生活を行っていて、友人と会話するときも英語を使う決まりになっています。自分の好きな英語にどっぷり浸かり、自分の将来について考えることができるという意味では、「人生の夏休み」とも言えるかもしれません。
さて、留学以外にも教英には様々な特徴があります。そのひとつは様々な行事です。新入生歓迎のFWT、教育について教英の学生全員で楽しみながら考える春合宿、3日間英語だけで生活するITCなど、様々な行事が学生により企画、運営されています。実際に教員になった時に使える力が養うことができるとともに、先輩後輩間の強い絆が生まれ、また大学生活に対する、良い刺激をもらうことができます。
また、私を含め多くの教英生が教員志望で、そのための勉強も欠かせません。1年次は、多くの授業は教養科目として、他学部や教育学部他コースの学生と、心理学やコミュニケーション英語など、様々な内容を学びます。また、教育学部や教英のために開講される専門科目では、1年時から付属の中学校・高等学校に行き先生の立場から授業について考える授業(教育実習入門)が開講され、1年の段階から教員になる意識を高めることができます。
また、英語教師になるには指導力の他に、英語力も必要です。ただ話せるだけでなく、理論的知識も必要になってきます。教英では1年から英文学や音声学を学び、その後言語学や英語学そのものを学び、その他にも教員として必要なコンピュータ技術を学ぶ授業が開講され、実際に教員になった時に活用できる力を養えます。
学業以外では、入学してすぐにチューター班と呼ばれる班分けを行います。これにより履修や大学生活に対する不安を先輩に相談することができ、早く広島大学に馴染むことができます。
最後に、私達教英生は教英に入学して本当に良かったと思っています。それは上記のような有形無形の財産があるからだと思います。教英への入学を心よりお待ちしております。(執筆は2012年6月)