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先輩たちの声
一生の財産となる院生生活

熊田 岐子【平成24年度入学】

平成24年度入学

私は、他大の文学研究科博士後期課程を満期退学していますが、英語教育学分野の研究手法や理論を着実に身につけたいと考え、伝統ある広島大学大学院に入学しました。現在は、内容学のゼミで、文学を英語教育に応用する指導法について研究を進めています。普段は所属校で働きながら、週一回修士課程の院生と合同で行われる特別研究、博士課程の院生が出席する講究に出席しています。これらの授業を通して、本学博士課程を選んで正解だったと感じるのは、以下の2点です。

手厚い研究指導
特別研究では、内容学を担当される3名の先生方が、修士課程・博士課程の院生に対して指導してくださいます。広い視野から、自分の研究を見直すことができます。講究では、提出した研究レポートに対する先生方からの質問に懸命に答えながら、自分の研究にどこが足りないのかを整理していきます。様々な分野について勉強できる特別研究、自分の研究を鋭い視点から見直す講究を受けることによって、研究力が磨かれていきます。一流の先生方に丁寧に指導していただけるという充実した院生生活を送っています。

院生同士のつながり
特別研究や講究の授業では、院生同士が活発に意見を出し合うことになっています。お互いの研究を批判的に見て、助言し合いながら、研究を進めていきます。授業でもらった質問がなぜ出たのかを何度も考え、学会での口頭発表や論文投稿の準備をします。議論が授業時間だけでは足らず、ランチを食べながら、院生同士で議論を続けることもよくあります。私にとって、こういった時間もとても幸せな時間です。
働きながら、課題の準備をして大学院に通うのは決して楽なことではありませんが、今後研究を続けていくにあたって、厳しくも充実した本学での院生生活は一生の財産になると確信しています。(2013年10月執筆)